【3】水雷屯・【十翼】

序卦上伝・【3】水雷屯

有天地然後萬物生焉。盈天地之間者唯萬物。故受之以屯。屯者盈也。屯者物之始生也。

天地ありて然る後に万物生ず。天地の間に盈つる者はただ万物なり。故にこれを受くるに屯をもってす。屯とは盈つるなり。屯とは物の始めて生ずるなり。

天地(てんち)ありて然(しか)る後(のち)に万物(ばんぶつ)生(しょう)ず。天地(てんち)の間(あいだ)に盈(み)つる者(もの)はただ万物(ばんぶつ)なり。故(ゆえ)にこれを受(う)くるに屯(ちゅん)をもってす。屯(ちゅん)とは盈(み)つるなり。屯(ちゅん)とは物(もの)の始(はじ)めて生(しょう)ずるなり。

てんちありてしかるのちにばんぶつしょうず。てんちのあいだにみつるものはただばんぶつなり。ゆえにこれをうくるにちゅんをもってす。ちゅんとはみつるなり。ちゅんとはもののはじめてしょうずるなり。



雑卦伝・【3】水雷屯

屯見而不失其居

屯は見われてその居を失わず

屯(ちゅん)は見(あら)われてその居(きょ)を失(うしな)わず

ちゅんはあらわれてそのきょをうしなわず

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